- 2021.03.11
- ブログ
日本舞踊はお金がかかる?
皆さまこんにちは。
日本舞踊家の藤蔭善次朗(よしじろう)です。
千葉県船橋市で初心者の方に日本舞踊を教え、毎年生徒さんの発表会を行って今年で10年になります。
YouTubeも日頃のレッスン風景を中心に更新をしており、まもなくチャンネル登録者様が1000人に到達します。
今日は、皆さんが気になる日本舞踊の費用のお話です。
日本舞踊のお話になると、ほぼ100%「お金がめちゃめちゃかかる」という話題になります。
ぶっちゃけてしまうと「舞台によってかかる」というのが正直なところであり、いくら以上を高いと思うか安いと思うかというのは人それぞれの価値観です。
今、日本舞踊の人口は約50万人と言われています。
これを日本の人口約1億2616万7千人で割ると、およそ247人に1人が日本舞踊をやっているという数字になります。
これ、実はめちゃめちゃヤバい数字だと思っています。
なぜかと言えば、「日本」の「舞踊」なのに、247人にひとりしか日本舞踊をやってないからです。
では、日本舞踊のどこにお金がかかるかと言えば、発表会の費用ということになります。
発表会は、ピアノ・バレエなども行いますよね。
そこで日本舞踊の発表会の金額をここに書いてみたいと思います。
例えば1日日本舞踊の発表会を行うのに、会場費・スタッフの日当・お弁当代など約200万円かかるとします。
そして、教室の生徒さんの人数が10人だとすると、ひとり20万円かかる計算になります。
そこに、レンタルの衣裳代、かつら代、メイク代、小道具代、大道具代などを乗せた金額を請求され、さらにお稽古場によっては御祝儀を出すということになります。
では、教室の生徒さんが20人だとしたらどうでしょうか。
会場費・スタッフの日当・お弁当代などの金額は、200万円を20で割ると10万円ということになります。
そこに、レンタルの衣裳代、かつら代、メイク代、小道具代、大道具代が乗ったとしても、総額としては約10万円安くなります。
さらに、
衣裳を先生から借りる
かつらを借りずに美容院で済ませる
メイクを自分で行う
小道具をお扇子1本にして先生から借りる
大道具は劇場備え付けの屏風だけにする。
これで費用はほぼ押さえ込むことができるので、会場費・スタッフの日当・お弁当代などの10万円で出演できることになります。
これが、生徒さんが30人いるとしたら、
費用は200万円を30で割って66,666円となります。
中途半端。笑
40人ならひとり50,000円でいいですよね。
つまり、日本舞踊はなぜお金がかかるのかと言えば、その教室に生徒さんが少ないからです。
スタッフの内訳は
衣裳屋さん、かつら屋さん、メイクさん、小道具さん、大道具さん、音響さん、照明さん、アナウンスの方、後見さんと、
全て分業です。
ご自分がお仕事をされていて、お客さまに「この仕事なら3000円でいいよね」みたいに値段を値切られたらいい気分にはならないですよね。
そんなお客さんとは仕事をしたくないと思うのが人情です。
だから、小道具や衣裳などの物品は借りないようにするとしても、人件費だけは絶対に値切ってはいけないもので、安く踊らせてあげたい側としては人をもっともっと増やしていかなければいけないんです。
あとは、お稽古場の先生に入会前に確認を取ることが大切です。
それより安くしてもらえるなら、その先生に長く長くお稽古してもらうのが礼儀です。
ちょっと高めの計算で書きましたが、もっともっと金額を落とすことはできますし、自分を美しく見せたいからもっとかけたい!!
という方もいらっしゃいます。笑
ちなみに当稽古場の発表会は、最低の費用が12000円~35000円。
YouTube舞踊会のほうは10000円です。
今回のブログは以上です。
よしじろうの舞踊教室では、1ヶ月無料体験のほか、オンラインレッスンなども行っています。
新しい趣味をお探しの方、
ストレスを発散したい方はぜひお越しください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
~Yoshijirou~
~日本舞踊って、なに?~
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